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Perl入学式を中退したけどサポーターとして完走した話

Perl入学式というものがあります。

www.perl-entrance.org

perlの勉強会なのですが、その名の通り入門レベルの初心者から大歓迎な勉強会です。

遡ること数年前

昔々、具体的には4年か5年ほどの昔あるところに所謂IT系の会社に入社した男がおりました。
もちろん私のことなんですけど。
男はプログラミングの経験はあったものの、業務で使うことになったperlは初めて触るものでした。
あるとき同僚から、perl入学式っていう勉強会があるよ、と聞きました。
ところが、そういった環境に身を置いていたわけではない私は、勉強会ってなんじゃそら? という状態でした。

初めての参加

おっかなびっくりしつつ、同僚と一緒にPerl入学式に参加しました。たしか2014年度のやつだったと思います。
そこで初めてそういう文化に触れました。怖かったけど新鮮でした。懇親会もビビりながら参加しました。

そして中退

当時のPerl入学式は隔月全6回開催。その第1回に参加した私でしたが、第2回以降は参加することはありませんでした。
理由は単純に第2回目の日に都合が悪く参加できず、そうするとなんだか第3回からも参加する気力が失われてしまいました。
あと当時はまだコミュ障だったのも少なからずあります。

補足しておくと、Perl入学式は各回の資料が全部公開されているので、内容をさらうだけなら自習できます。
自習しておけば途中の回から参加するのも全然オッケーです。
しかし、業務で否応なしにperlは使うし、意志の弱い私は自習することもせず、
こうして私はPerl入学式を中退したのでありました。
ちなみに「中退」という呼称は私が勝手に言ってます。

遡ること1年前それはYAPC

さて、話は変わり...
YAPCというものがあります。世界規模のPerlのカンファレンスです。
以前はYAPC::Asiaとして日本でも開催されていましたが、2015年を最後にその大規模なものは終わりました。
その後、有志の手によってYAPC::Kansaiとか北海道とか福岡とかで開催が続けられています。

ある日、YAPC::Kansaiが大阪で開催されしかも参加料めっちゃ安いことを知った私は参加しました。
YAPCは良いですよ。熱量があります。

転機 きっかけ 決意(とても小さな)

トークの中にPerl入学式座談会みたいなのがありました。(うろ覚え)
そのトークは、Perl入学式の校長である id:papix さんとサポーター数名が当時の話やらなんやらをトークするものでした。
トークは一通り終わりいわゆる質疑応答タイム、エモくなった私はこんな質問をしました。

「私、昔参加したけど途中で中退してしまって、そうこうしているうちに業務でperl使ってて、入学式という段階ではなくなってしまったんですけど、でもそういうコミュニティに参加したくて、今からでもまた参加して大丈夫なんでしょうか?」

期待していた答えは、「全然大丈夫ですよ!」
ところがどっこい、返ってきた答えは
「あっ、じゃあ、サポーター、どうすか」
思わず私も、「え、あ、え、じゃあ、あの、はい」
みたいなね。

そんでPerl入学式のSlackがあるってんで、初めてのSlackをどうにかこうにか設定し、 恐る恐るSlackに入ったんですね。
最初は誰でも見れる#generalで。「YAPCで言うてた私です」と挨拶したら、 なんか即行で招待飛んできて、入ったらサポーター用のチャンネルやないですか。
ビビりますよね。だって私ほとんどの人からしたら誰やねん状態ですし。私も誰やねんですし。
勢いパねぇ。勢いで生きていくしかねぇって思いましたね。

2017年度 in大阪 第2回

講師役をしました。
かつて自分が参加できなかった第2回ですよ。
第1回は普通にサポーターで参加。第2回にあたって、「誰か講師チャレンジしませんか」と問われ、
チャレンジしたいと答えたら、こうなりました。

もうね、口がカラカラカラカラになりましたわ。

そして完走

そして今日、2017年度 Perl入学式 in 大阪 第5回が終わりまして、
かつて完走できなかったものをちょっと違う角度からですが完走できました。

こういうコミュニティに参加したことのなかった自分にとってはめちゃくちゃ刺激的だし、 刺激受けるだけじゃなくて刺激受けたらちゃんと反応していきたいと思う。
1ミクロンずつでも成長するぞ!!!

オチ

ここまで書いてきて思い出したというか、途中で思い出したけど引けなくなったのだけど、
実は第4回は参加できなかったので、完走したのかどうかというとちょっとアヤシイ。